23 December, 2017

はてなブロックに引っ越しました

今後はこちらをアップデートしていきます。
http://ykkactuarial.hatenablog.jp/

引っ越しの理由は,
  • bloggerのデザインテンプレートに不満があった
  • 最近見る面白いブログは「はてな」なことが多い
  • ためしに「はてなブロック」を使ってみたら感じが良かった
といったところです。

17 December, 2017

[本]クルーグマン『International Economics: Theory and Policy, Global Edition』Kindle版が無料

Twitterで見かけた話題ですが,クルーグマンの『International Economics: Theory and Policy, Global Edition』第11版のKindle版が,なぜか無料。今だけなのか永久になのかは分かりませんが,「同時に利用できる端末数: 出版社からの制限により、この本を同時に読める端末数は最大2台までとなります」とあるので,意図されたものかもしれませんね。

16 December, 2017

ABC予想の証明,そして買っていた本

今朝から話題になっていますね。

数学の超難問・ABC予想を「証明」 望月京大教授 // 朝日新聞
http://www.asahi.com/articles/ASKDD5Q6MKDDPLBJ007.html

長年にわたって世界中の研究者を悩ませてきた数学の超難問「ABC予想」を証明したとする論文が、国際的な数学の専門誌に掲載される見通しになった。執筆者は、京都大数理解析研究所の望月新一教授(48)。今世紀の数学史上、最大級の業績とされ、論文が掲載されることで、その内容の正しさが正式に認められることになる。

望月さんは2012年8月、論文を自身のホームページ上で公開。数理研が発行する数学誌「PRIMS」が、外部の複数の数学者に依頼し、間違いがないか確かめる「査読」を続けてきた。同誌は研究者の間で一流の国際数学誌と評価されており、早ければ来年1月にも掲載が決まる。

数学の難問の証明としては、「フェルマーの最終定理」(1995年解決)や「ポアンカレ予想」(2006年解決)などと並ぶ快挙。数学のノーベル賞といわれる「フィールズ賞」が与えられた過去の業績に匹敵するという。

ABC予想は、整数の性質を研究する「整数論」の難問で、85年に提示された。整数aと整数bの和がcのときに成立する特別な関係を示す。

証明自体は2012年時点で脱稿し,それが査読されていたわけですが,専門誌に掲載すなわちその査読を経て,証明の確からしさが認められた,これでもって「予想」が「定理」に変わる,ということになるのでしょう。

で,何か入門書でもないかなーと思ってAmazonを調べてみると,

ABC予想入門 (PHPサイエンス・ワールド新書)
黒川 信重 小山 信也
PHP研究所
売り上げランキング: 3,122

これが出たんですが,びっくりしたことに,


「お客様は、2013/4/26にこの商品を注文しました。 」と。

うーん。そういわれればそうかも。


(17-Dec-2017 追記)
「予想」の言ってることを理解するだけなら,以下の記事が役立つ。

"独創的すぎる証明"「ABC予想」をその主張だけでも理解する // アジマティクス
http://www.ajimatics.com/entry/2017/12/16/175035

12 December, 2017

[本]リチャード P. ファインマン『ご冗談でしょう、ファインマンさん』岩波現代文庫

いまさらかよ,って感じですが,いまさら/ようやく読みました。きっかけは,やまもといちろう氏のツイッターでしたかFacebookアカウント(これ),要するに「若いときにこれ読んでたら人生変わっていたかも」という内容。

ご冗談でしょう、ファインマンさん〈上〉 (岩波現代文庫)
リチャード P. ファインマン
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ご冗談でしょう、ファインマンさん〈下〉 (岩波現代文庫)
リチャード P. ファインマン
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もう毎回思うんですが,名著と言われているものはやっぱりそう言われるだけのことはある,だから食わず嫌いなんかせずに,へんな先入観持たずに,とにかく読め,と(本でも映画でも音楽でもなんでも)。そう,若いときの自分に言ってあげたいですね(殴りながら)。

「大学院ももちろんMITに」と思うほどにMITを気に入っていた学部生時代のファインマンが,スレーター教授と交わした会話のくだりが好き。

「ここの大学院には,いれないよ」と(スレーターに)言われた。
「ええっ?」と僕がびっくりすると,教授に「何でMITの大学院に入りたいのかね?」ときかれた。
「何しろMITのは理系では全国一ですから。」
「君,ほんとうにそう思うのかね?」
「もちろんです。」
「そうだろう。だからこそ君は,ほかの大学院に行くべきなんだよ。外の世界がどんなものか見てくる必要があるからね。」

といってプリンストン行きを決めたファインマンが,こう書いています。

MITは確かにすばらしかった。しかしスレーター教授が僕に他校の大学院をすすめたのは賢明だったと思う。そしてこの僕もやっぱり同じことを学生たちに忠告している。若者はすべからく広い世界に出て,外を見てくることだ。事物の多様性を知ることは大切なことだからだ。

10 December, 2017

地政学について知りたい

Wikipediaによりますと,地政学とはこう定義されています。

地政学(ちせいがく、: Geopolitics:ジオポリティクス、: Geopolitik:ゲオポリティク、: Géopolitique:ジェオポリティク)は、地理的な環境が国家に与える政治的、軍事的、経済的な影響を、巨視的な視点で研究するものである。イギリスドイツアメリカ合衆国などで国家戦略に科学的根拠と正当性を与えることを目的として発達した。「地政学的」のように言葉として政治談議の中で聞かれることがある。

歴史学政治学地理学経済学軍事学文化学文明宗教学哲学などの様々な見地から研究を行う為、広範にわたる知識が不可欠となる。また、政治地理学とも関係がある。

きっかけは忘れましたが,地政学にもっと知りたいと思って以前買っていたのが,これでした。

増補改訂版 最新 世界情勢地図
パスカル・ボニファス ユベール・ヴェドリーヌ
ディスカヴァー・トゥエンティワン (2016-09-30)
売り上げランキング: 73,236

Amazonのカスタマーレビューにある,この評が適切です。

表紙に「地政学最良の入門書」と記載されているのだが、地政学についてはほぼ解説がなされていない点。あくまでも本書は、地図を多用した世界情勢解説本であって、地政学を学べる本ではありません。また世界情勢解説本として見ても、類書に比べると情報量がかなり少ない印象です。装丁や中身のデザインはとても美しく、全体としておしゃれな感じの作りですので、その点だけは気に入りました。

一方で,本屋に立ち寄ったら目について買って読んでみたこの本。「本書は現代の地政学の開祖マッキンダー、ドイツ地政学を代表するハウスホーファー、そしてマハンらによるアメリカ地政学を取り上げ、その歴史と考え方を紹介する」という,人を軸にしたところが,望んでいたのとはちょっとズレていた,という印象です。

地政学入門 改版 - 外交戦略の政治学 (中公新書)
曽村 保信
中央公論新社
売り上げランキング: 14,788

何はともあれ,書影に帯を入れるのは本当にやめていただきたい。

なにかちょうどいい本はないものですかねぇ……というかその前に,自分が「地政学」というものを通じて何を知りたいのかをもう少し明確にしたほうがいいのかもしれませんが。